ゲーミフィケーションの発展と普及を目指し「ゲーミフィケーション研究所」を2025年2月5日に発足
ゲーミフィケーション事業を展開する株式会社セガ エックスディーは、ゲーミフィケーションの発展と普及を目指す「ゲーミフィケーション研究所」を2025年2月5日に発足しました。
その第一弾として、日本国内の教員養成において中核を担う国立大学法人 東京学芸大学と手を組み、教育現場の課題解決を目指す「教育現場のためのゲームフル イノベーション Project」をスタートします。
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「ゲーミフィケーション研究所」は、ゲーミフィケーションの研究を通じて、様々な手法の効果検証や調査/分析を行い、ロジックや手法の体系化を行っていきます。そして、それらの過程や結果から得られた知見を発信することで、ゲーミフィケーションの発展と普及を目指します。
ゲーミフィケーションとは、ゲームのメカニズムやゲームデザイン要素を非ゲームの分野に応用することで、ユーザーのモチベーションを高め、ロイヤリティーを強化し、その行動に影響を及ぼすことです。ゲーミフィケーションは「ゲーム要素の導入」や「バッジ」「レベル」「リワード」など手法論として使われることが多いですが、それらはゲーミフィケーションの一要素でしかありません。「ゲーミフィケーション研究所」では、ゲーミフィケーションが持つより本質的な価値である「内発的動機付け」に着目して、「ついやってしまう」「ついやりたくなってしまう」人間の特性や手法、体験設計などを研究し、研究成果を発信していくことで「ゲーミフィケーション」の普及を目指していきます。
本研究所の研究テーマ第一弾は、東京学芸大学と連携して実施する「教育現場のためのゲームフル イノベーション Project」です。同プロジェクトでは、学校現場を取り巻く環境、特に教員同士、保護者や学外関係者とのコミュニケーションを軸に、現場教員の課題感や求めていることを探り、ゲーミフィケーションを中心に仕事環境をより良くすることを目指します。
なお、本研究所は、発足時はセガXDの任意団体として設立しますが、ゆくゆくは第三者的な団体となることを目指しています。取り組みにご賛同いただける企業や団体との連携を段階的に増やしていく中で、独立組織化を視野に活動していきたいと考えています。
また、教育分野のみならず、様々な業界・シーンにおいて、ゲーミフィケーションの有用性を感じていただくべく、様々な分野におけるゲーミフィケーションの有用性の見出し、ゲーミフィケーションが発展・普及することを願っています。
■ 研究所概要
・名称 ゲーミフィケーション研究所
・URL https://gamification-lab.com/
・所長 谷 英高
・発足 2025年2月5日
・研究所員(2025年2月5日現在)
首席研究員 伊藤 真人、田岡 雄
研究員 越前 康、荻上 健太郎、金子 崇久、川﨑 誠、杉谷勝久、高橋 浩一、
野尻 昌仁、東京学芸大学 学生プロジェクトメンバー (50音順)
・主な活動
研究:ゲーミフィケーションの体系化を進める他、テーマ研究を実施
調査:市場および意識調査を行い、その活用実態を把握
検証:ゲーミフィケーションを活用したことによる効果とその有用性の検証
発信:研究・調査・検証の結果を様々な手法で発信